認定看護管理者

大学病院のトップマネージャーとして、果たすべき役割は大きく二つあると思います。一つには自施設の組織の課題を明らかにし、組織内の様々な部署や人に働きかけて、組織全体のサービス提供体制の向上に取り組む事です。二つ目には、患者・家族や地域住民に対し、安心・安全で、より質の高いサービスを提供できるよう、また、地域の組織間の連携を図るなど、地域全体の医療・看護の質の向上に努めることです。これらを実践するためには、組織が必要とする人物像を明確にし、その目的に向かって人材を育成、適材適所に配置し活用を推進すること、また、保健・医療・福祉の政策等に関する知識や、組織管理に必要な理論、経営的な手法も踏まえた上で、方針を定め実行する能力が必要です。
これらは管理者一人ではできません。職員のやる気を引き出しながら、組織を明るくポジティブな雰囲気に導いていくことが一番重要であると思います。

「患者にも職員にも最高に優しい病院」を目指し、認定看護管理者として組織が同じ方向を向き自律的に邁進できるよう、そんな管理をしていきたいと考えています。