PNS看護方式

PNS

徳島大学病院のPNSについて

平成24年度より新看護方式PNSを導入し、8部署が最初に取り組みました。
平成25年度は、全部署が部署目標で取り組み、10月には、日勤帯において全部署に導入できました。

PNSは看護師が質の高い看護をともに提供することを目的に、良きパートナーとして対等な立場でお互いの特性を活かし、相互に補完し合って、その成果と責任を共有する看護体制です。

当院では、新人看護師育成やインシデントの減少、患者満足度の増加などに期待し、導入と安定稼働を図る取り組みを行っています。

PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)とは?

看護師が質の高い看護を共に提供することを目的に、良きパートナーとして、対等な立場で、互いの特性を活かし、相互に補完し合って、その成果と責任を共有する看護体制のことです。
(福井大学医学部附属病院が開発したシステム)

PNSとは?

PNSの特徴と効果

PNSの特徴PNSの効果

超過勤務減少効果PNS意識調査グラフ

看護師のスケジュール

長日勤の場合

8:30

出勤 管理申し送り 情報収集・事前準備

管理申し送り

管理申し送りはスタッフ全員で共有すべき内容のみ伝達します。 担当患者さんの看護師管理内服薬準備、午前の注射準備などを行います。

9:00

お互いの情報収集した内容を確認、 前後~パートナーと今日のラウンド方法を調整

ラウンド方法を調整患者さんの情報は、重要なことをまとめて簡潔にし、ペアで情報共有、打合せを行います。新人看護師は先輩と組むことで、早期から重症患者さんのベッドサイドに入ることができるようになりました。また、短時間勤務者もペアの一員として勤務できます。

9:15

ラウンドしながら患者さんへのベッド周辺の環境整備、点滴の実施、患者さんのケア、バイタルサインの測定や観察

ラウンド

情報を発信する能力やスタッフ間のコミュニケーションが増加し、 注射準備・実施時のダブルチェックも効率的に行えます。 先輩看護師や他の看護師からの学びも多いです。

パートナー間で業務分担ができ、対応が早いです。 急患入院・患者さんの急変など想定外の場面でも協力態勢が取りやすいです。

11:45

パートナーと交代で昼休憩

13:30

リーダー中心に各チームで情報交換と補完の確認、 その後ケアを実施 カンファレンス

カンファレンス補完とは、不十分な部分を補って 完全なものにすること。 PNSでは個人をパートナーが、パートナーをモジュールが、モジュールを病棟全体で補完しあう構造になっています。

二人で相談し、分担もできるので効率的に仕事ができます。 ベッドサイドでの記録もスムーズに行えます。 若いスタッフが進んで意見を言えるようになりました。インシデント件数の減少にも繋がっています。

16:00

休憩

17:00

パートナー(日勤者)業務終了・帰宅

18:00

夕食配膳

19:00

イブニングケア、バイタル測定

21:15

業務終了

長夜勤の場合

20:00

出勤 患者さんの情報収集

申し送り

21:00

一通り巡視後、消灯、夜勤定期業務、内服薬・点滴・検査薬の確認や準備など

巡視

24:00

巡視

2:00

受け持ち患者さんの看護計画の見直しや サマリー入力重症患者さんの観察やケアなど

PNS 2:00

6:00

モーニングケア、バイタル測定、採血

モーニングケア

8:30

管理申し送り

管理申し送り

大事なひと言を 聞き洩らさないように もうひと踏ん張りです。

9:00

業務終了

主な勤務体制

三交替勤務

日勤 8:30~17:00
準夜勤 16:30~1:00
深夜勤 0:30~9:00

二交替勤務

1 日勤 8:30~17:00
夜勤 16:30~9:30
2 長日勤 8:30~21:15
長夜勤 20:00~9:00
3 長日勤 8:30~21:15
長夜勤 20:30~9:30